鉄瓶を使い始めて3年になります。
鉄瓶を使ってみたい、毎日の鉄分補給を期待している、そんな人に向けて押さえておきたいポイントをご紹介します。
今現在鉄瓶購入を迷っている方、将来的に鉄瓶生活に憧れている方にとっても、少しでも参考になりましたら幸いです。
購入前:必ず確認すべき5つのチェックポイント
1.使用後に完全に乾燥できる環境にある
鉄瓶は錆びやすいことがよく知られています。そのため、使用後に鉄瓶の中を空っぽにして、完全に水気を乾かす必要があります。ちなみに我が家では、お湯を沸かした後、お湯を保温ポットに移し、鉄瓶を火にかけて完全に乾かしています。
もし忙しくて鉄瓶を乾かす時間がとれない、そんな毎日を送っておられる方は、今は購入の時期ではないかも知れません。
2.片手で持てるサイズを選ぶ
鉄瓶は琺瑯やステンレスのヤカンと比べて、びっくりするほど重いことに驚きます。鉄瓶を片手に持って、水を入れたりお湯を注いだりする毎日の作業を考えると、重さが苦痛になるようでは日常使いはできません。
良い道具は日常で長年使えるからこそ価値があります。沸かしたいお湯の量+鉄瓶の重さを考えてサイズを選ぶ必要があります。実店舗にある鉄瓶を実際に持って重さを確認しましょう。
3.熱源の確認
自宅の熱源で使える鉄瓶かを確認することも大切です。ガスコンロであれば、どのデザインでも使用可能です。もし、IHコンロをお使いの場合は、鉄瓶の底の形や作りで、使えないデザインもあります。購入前に自宅の熱源で使える鉄瓶かをインターネットや店舗で確認しましょう。
4.内側にコーティング加工がないものを選ぶ
鉄瓶を選ぶ一つの理由として、鉄分補給を期待する方も多いと思います。商品によってはサビ予防にコーティング加工をしているものがあります。外側だけならいいのですが、もし内側までコーティングされていると、沸かしたお湯に鉄が触れず鉄分の補給が期待できません。また、コーティング加工は使用しているうちに剥がれてきてしまう可能性があります。長年使うならばコーティング加工、特に内側にコーティングがないものをお勧めします。
我が家の鉄瓶は、外側だけコーティングされています。使用して3年経ちますが、よく触れる取手のコーティングが剥がれてきています。外側だけのコーティングなので気にしていませんが、もし内側のだったら飲み物の中に入り込んでしまう可能性があり心配です。
5.好きなデザインを選ぶ
1〜4の条件を確認した上で、お気に入りのデザインを選びましょう。
我が家の鉄瓶
池永鉄工株式会社さんのtetu鉄瓶を使っています。(公式ホームページには同商品がなかったので、楽天さんから画像お借りています)
鉄瓶自体の重量は2.2kg。
水を満タンに入れると1リットル入ります。
鉄瓶の重さと水1リットルの重さを合わせると3.3kgです。
デザインは、昔からある伝統的なデザインを購入するつもりでしたが、IHコンロでも使用可能であること、どこにおいても違和感のないシンプルなデザインに惹かれてこちらを選びました。
3年使用するとこうなります
使用開始1ヶ月目と、3年使用したものを比べてみました。外側だけコーティングがあるせいか、使用当初はマットな質感でしたが、使うほどに外側は艶が出てきました。
取手部分のコーティングが剥がれていますが、飲む分には支障ないため気にしていません。
鉄瓶の内側です。
今のところほぼ毎日使用していて、錆は出ていません。
鉄瓶で沸かした白湯は美味しい、は本当でした
おおげさなようですが、初めて一口飲んだ日のことは、今でもはっきり覚えています。
「美味しい・・・」今まで飲んだ白湯とは違う味わいに一瞬時が止まりました。
この味を表現すると「カドがないまろやかな味」。もう普通のヤカンには戻れません。
いつものコーヒー、紅茶、緑茶が格別な味へ
いつも飲んでいるコーヒーやお茶の味や香りが全く違って感じられるようになりました。コーヒーの味と香り、お茶の味と香りがそれぞれ強く感じられてより美味しく感じられるようになりました。これまでコーヒーはミルクを入れて飲むのを好んでいましたが、今はストレートのブラックコーヒーをいただいています。
今では朝晩、鉄瓶でお湯を沸かして飲み物を楽しむことが習慣になっています。
これから長くお付き合いするうちに、どのように変化するかが楽しみです。
コメント